自動車で行われる車検の検査について
車検とは自動車に対して行われる検査のことで、その車が安全に走れる状態かどうかを、基本的には2年に1回のペースで確認します。
これはドライバー自身が行う日常的な点検とは別で、それなりに大掛かりでしっかりとした専門的な検査と思って下さい。
日常的な点検では発見できないような箇所についても専門的な目でチェックしてもらうことができ、安心して運転することができるわけです。
もちろん点検した結果、修理とか部品の交換などが必要な場合には実費で対応してもらうことになります。
仮に車としては物理的に全く問題なく走行できる状態であったとしても、この検査は道路運送車両法という法律で決められたものですから、行わないと法律違反です。
正確に言えば、行わないことそのものは法律違反ではなく、もし期間内に車検を受けず期限が切れてしまった場合に、その車を公道で走行させるとこの法律に違反します。
違反点数は6点で、6か月以下の懲役か30万円以下の罰金、免許停止30日と、かなり重い処分が科せられることになります。
なお、言い替えれば、検査が切れていても、公道を走らせなければ別に違法ではありません。
私道を走らせるとか、あるいは車庫に置いたままにしていることは別にこの法律上の問題はないわけです。
たとえ切れてしまったとしても、改めて検査を受け直せば普通に公道を走らせることができるようになりますが、もちろん売却したり廃車にしてしまうような選択肢もあります。